足を止めるな。
前へ進め。

立ち止まるな。

追いつかれるな。








よりもへ -3000Hit Thanks.-







休めと言われても休んじゃいけない。
僕は人より頑張らないと。
彼らが休んでいる時に進まないと追いつかれてしまう。

誰よりも前に。
追いつかれたら 終わり。

形だけのリーダーだとしても。肩書きだけだったとしても。
だからこそ僕は先に行かなければならない。


追いつかれたら 終わり。

僕は彼らに追いつけやしないから。








勝手に楽屋を抜け出した。
みんなとの時間は待ち遠しく感じたはずなのに、いざとなると苦しくて仕方無い。
僕は誰もいない部屋を見つけて転がり込んだ。
此処なら見つからない、そう思っていた僕の考えは裏切られることになる。
乱暴にドアが開けられ、そして閉められた。

「…達、也」
「此処で何してるの」

入ってきたのは達也。どうしよう見つかってしまった。
逃げなきゃ、と思う。でも出口は一つだけで、彼によって閉ざされている。

「茂」
「来んなや」


追いつかれたら 終わり。


「しげ、大丈夫だよ」

何が!どうしてそんなことが言える!そう叫びたかった。
僕の気持ちを知ってか知らずか達也は続ける。

「もう休もう。一番近くに居たはずの俺からさえもあなたの背中すら見えない」
「でも」
「何をそんなに怯える必要があるの。あなたは誰が何と言おうと俺らのリーダーだよ」
「…たつや」


不安なんだよ、重荷に感じて。
本当は捨ててしまいたかった。


「どんな理由でも思惑でもあなたは俺たちの前を行き道を作ってくれた。
危険は取り除いて排除出来なかったら他に道を探して、それでもダメな時は、
痛そうな顔をして俺らを見守っていてくれたじゃないか」

達也が僕に近づいてくる。僕は動けなかった。

「茂くん、確かに、前だけを見て進むのは強いと思うよ。誰にだって出来るもんじゃない。
でも俺は立ち止まったっていいと思うんだ。振り返ったっていいと思うんだ」

達也は僕の手をその大きな両の手に包み込んで笑った。
とても温かい手、暖かい笑み。安心する。

「一寸戻ってみてもいいじゃない。休んだっていいよ。俺らが行くの待っててよ。
一緒に行こう、みんなで揃って。あなたは独りじゃないでしょうに。少なくても、俺が居る」
「僕…は、…達也たちと一緒におってもいいの?」
「当たり前じゃない。5人揃ってTOKIOなんだろ?」
「…おん」
「じゃ、行こう。戻らないと」

その言葉に躊躇してる僕の手を繋いで、彼は半ば強引に歩きだした。

「手、繋いで戻ろう。独りじゃないって感じられるでしょ」
「…ん」


温かいなぁとても。体温もそうやけど、彼を取り巻く雰囲気が。
臆病でその癖卑怯な僕の冷たい心身を温めてくれる。
幸せだなぁ。独りじゃなかった、こんな近くに光があったんや。



いつか、伝えたい。
僕が今此処に自分の足でしっかり立っていられるのはあなたの御陰だって事。






ありがとう達也。僕はほんま達也には敵わないわ。















END


ARIGATO!!3000Hit!!
感謝感激雨嵐ですよ!!!
こんな駄文ばっかりしかないサイトへ来て下さって
本当に有り難う御座いますw















**