本当に 雲一つない青空を見上げていた。








本日は天なり。








都心に建つ高層ビルの屋上で、フェンスに寄りかかりながら煙草を吹かす。
カンカンと階段を登る音が聞こえても、男は特に何もしなかった。

「こんな所にいたの、茂君」
「うん?捜しに来てくれたん?」

それは悪かったね、と茂-城島は笑って山口を見た。

「リーダー居た!?」
「居るで」
「もー、捜したんですよ!」

息を切らせて駆け込んできた長瀬にも笑って城島は軽く手を上げた。

「何してるんです?」

城島を見付けて嬉しいのか長瀬も笑顔で城島に近付く。山口はゆっくりと長瀬の後を追った。

「空を見てん」
「空?」

長瀬の問い掛けに頷いてみせ、城島はまた空を見上げた。

「雲一つなくて澄んでるんやで、今日。吸い込まれそうねんな。しかもこんな高いビルの上でも全然変わらないんや、
僕と空の距離」
「そうですね―…海みたいだ。ダイブしたら楽しそうですね!」

楽しそうにいう長瀬に微笑んでから城島は山口を見た。

「ホンマに跳ばれたら敵わへんなぁ、達也。折角のヴォーカルが居なくなってまう」
「そうだな」
「何ですかーもう!」

冗談混じりに笑い合う二人に拗ねたように口を尖らせてから、長瀬も笑った。




「もう行こうぜ、時間だ」

そう言って山口は来た道を戻りだした。それに長瀬が続く。
城島はもう一度空を見上げて眩しそうに目を細めた。

「リーダー!」
「おぅ、行こか」

そう言って笑って、城島も扉の向こうに消えていった。









システムオールグリーン






さぁ行こうか。
今日も僕らはこの空を通して繋がっている。






本日は 晴天なり。
















END







初東京小説。
まぁCPでも良いんですが5人組てのが好き(5人いませんが)
西の喋り方がデタラメです。スイマセン(汗









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