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スランプ時?に日記に載せていた小咄。
毎日書くのは大変デスね。相変わらず内容が無い(苦
□共有する秘密(城+坂。バレンタインネタ、06/2/14
■蜘蛛の糸(井視点坂。2/17
□Let's Cooking!(松視点長+城。2/18
■ループ・ループ(井視点坂。3/03*暗いです。死んでます人
□満たされた雫石(長視点城。3/07
■マジック・ミラー(松視点井。5/01
□手繰り寄せる糸(坂視点長瀬。5/11
■咆哮(?。5/16
□Rainyday(井視点坂。5/18
■白い悪魔(井+坂。6/29
□信じたいもの・護りたいもの(城視点α。6/30
■Refrain(長野視点坂。7/02
□信じたいもの・護りたいもの2(城+坂。7/04
+共有する秘密+ 「あ、シゲくん」
「おー坂本、丁度良いところに」
偶然にも出くわした廊下の真ん中でにこにこと笑いながら紙袋を漁る城島に、
坂本は俺もと笑みを返した。
「Saint Valentine's Day」
「おおきに、Happy Valentine!」
「ありがとう」
互いに鞄から取り出したモノを交換する。
綺麗にラッピングされたチョコレートはまるで売られているモノのようだったが、
両方とも彼らの手作りだった。
「今年も凝ってんなぁ」
「シゲくんこそ。…まぁ俺のは毎度の事ながら味の保証はしないけど」
にやりと口の端を上げた坂本に、城島はチョコを紙袋の中にしまいながら
同じような笑みを返した。
「そんなこと言って毎年完璧やからイヤラシイわぁ」
「甘いのダメな俺が味見しても無駄だと悟ったんだよ」
「確かに」
二人は顔を見合わせてくすくすと笑った。
「今年も松岡辺りがチョコ作ってきてんのかね」
「まめやからねー。そっちはどうなん?」
「うーん、井ノ原か健あたりが配ってそうだけど。もしくは嫌がらせ含みで長野が」
「……はは…」
甘いのが嫌いな坂本にチョコを押しつけて
「折角の好意なのに受け取らないつもりなの?」
とでも爽やかな黒い笑みを浮かべてきそうだ。
リアルに想像できてしまって城島と坂本の背中に冷たい汗が流れた。
「シゲくんは貰う専門だもんね、作れば上手いのに」
「坂本はこの日を敵視しとるけどな」
からからと笑った城島を軽く小突いて坂本も笑った。
「じゃあ、例年通り」
「内密に!!」
悪戯な笑みを浮かべながら人差し指を口の前に立て、まるで子供が秘密話をするように
しーっと言ってから、二人は何もなかったかのように装い互いに背を向けて歩き出した。
二人だけの秘密。
メンバーにさえも。
リーダーだけの特権。
End...
ホントはこの後互いのメンバーに知れて大騒ぎになるはずだったんですが
面倒臭くなったんで綺麗に(?)纏めてみました(笑
+蜘蛛の糸+
唄ってよ、と井ノ原は言った。
じゃあ笑えよ、と坂本は言った。
笑い方を忘れてしまったんだと井ノ原は困ったように頬を掻いた。
じゃあ俺も唄い方が思い出せないよ、と坂本は足をぶらつかせた。
少し高い場所に座って足を遊ばせる坂本を少し眩しそうに見上げてから、
井ノ原はその足を思いっきり引っ張った。
坂本は悲鳴をあげる間もなく落下して、井ノ原の上に着地した。
「げふっ重いよ坂本くん!」
「きゅきゅ急に何すんだよ!?危ないだろ怪我するだろ!?」
「坂本くんの顔ぶっさいくー!!」
涙目で情けない顔をした坂本を見て井ノ原は笑った。
笑って笑って、涙が出た。
坂本に馬乗りにされたまま、井ノ原は笑って泣いた。
思い出したんだ、と坂本は言った。
思い出したんだ、と井ノ原は笑った。
何で思い出したんだろうと坂本は首を傾げた。
何で忘れてしまったんだろうと井ノ原はまた泣いた。
「いいじゃないか、」
そう言った坂本の意図が読めなくてうっすらと眼を開いたけれど、
井ノ原からは逆光でその顔は見えなかった。
何が、と音には出さずに問う。
定かではないけれど、坂本が笑ったような気がした。
「大切だってこと、思い出した。また笑えるようになったんだから」
また忘れないようにすればいいじゃないか、
と今度こそ本当に彼は笑った。
うん、と頷く。
ねぇ笑ったよ、と井ノ原が言うと坂本も頷いた。
「俺思い出したよ、坂本くんは思い出した?」
坂本はにっこり笑うと、返事の代わりに旋律を風にのせた。
それは優しくて切なくて、温かい唄だった。
END...
何か…ダメだ…。
+Let's Cooking! +
松岡くん、と己を呼んだ声は、幾ばくか震えていたように思う。
俺に宛がわれた楽屋にどうして長瀬が俺の目の前に居る、と言うのはこの際どうでもいい。
それよりも長瀬を囲んでいるこの訳の解らない物体は何だ。
今時卵をレンジに入れたってこんな物体は生まれないぞ、
というか落ち着け俺、卵をレンジに入れたら爆発するわ。
この訳の解らない物体―長いな、謎の生命体Xと呼ぼう、あんまり変わってないけど―は
何か聞き取れない音を発しながら長瀬の周りをぐるぐると回り始めた。
はっきり言って気持ち悪い。
俺は扉を閉めて他の部屋に行ってしまいたい衝動を何とか抑えてその光景を茫然と見ていた。
状況把握は出来ていない。
扉の向こうは未知の世界だ。
あぁきっと長瀬って何処かの国の王子様であれは歓迎の舞なんだよ
などと何処か遠くを見ながら俺は思った。
「長瀬…砂糖は止めろ!!増えてる増えてるから!!!」
「リーダー…何かマボが魘されながら俺の名前と訳解らないこと叫んでるんですけど」
「疲れてるんやろなぁ」
「…憑かれてそうですねぇ」
長瀬と城島はうんうん唸る松岡を尻目にほのぼのとお茶を啜っていた。
END…
夢オチ。もう自分でも何を書いてるのか解りません(苦笑
+ぼくのかぞく+
ぼくのかぞくをしょうかいします。
まずじこしょうかいをします。ぼくのなまえはさかもとまさゆきです。
ぼくのかぞくはにいちゃんがごにんいます。おとうさんとおかあさんはいません。
ひこうきにのっておほしさまになったんだよって
いちばんうえのじゅんいちにいちゃんがいってました。
ぼくはそんなのいやでおとうさんとおかあさんにあいたいってないたら
にいちゃんたちがかなしそうなおかおをしたのでもういわないようにしました。
にいちゃんたちがかなしそうなかおをするとぼくまでかなしくなるからです。
おとうさんとおかあさんにあいたくてこっそりてがみをかくけれど
すんでいるばしょがわからないのであかいはこにいれられません。
てがみをはこんでくれるおじさんにわたしたら
おとうさんとおかあさんにとどけれくれるかなぁ。
じゅんにいちゃんはかっこいいです。
にじゅうごさいでぴあにすとでくーるびゅーてぃーなんです。
よんばんめのよしにいがいってました。
よしいこにいはいつもねむそうです。でもげんきでふしぎです。
めをいつもとじててちゃんとみんなをみれてるのかしんぱいです。
ぎたりすとをめざしているこうこうせいです。
にばんめとさんばんめのけんにいとごうにいはにてないけどそっくりなそーせーじです。
たべられません。まえにごうにいをかじったらおこられました。
ごうにいはさっかーがすきでよくぼーるであそんでくれます。
よしにいもとちゅうからあそんでくれます。しゅうしゅうがつかなくなります。
けんにいはたかいこえとてんしょんのもちぬしです。
よくよしにいをうるさいっておこってるけどあんまりかわらないとおもいます。
でもいったらきっとさけばれるのでないしょです。
さいごにごばんめのにいちゃんのひろしです。いつもわらってるのにこわいです。
こどものくせにぐるめです。でもたまにやさしいです。あねとむちをつかいわけてます。
こせいゆたかなにいちゃんたちですがみんななかよしです。みんなやさしいです。
そんなにいちゃんたちがぼくはだいすきです。
さかもとまさゆき
「昌行、こんなこと思ってたんやね…手紙なんて知らんかったわ…」
「つーか俺が快彦と同レベルって何だよ!?」
「うひゃひゃ、そーせーじって食べ物だと思ってたのかよ!」
「ちゃんと見えてるよ…ばっちりだよまぁくん…」
「…子供のくせにって…」
末っ子の作文を見てそれぞれ感想を述べたところで、最後に行き着くのはみんな同じだ。
「「「「「俺等も昌行のこと大好きだよ!!!!!」」」」」
END…
肋粉砕コースで玉砕でした…はは。
平仮名が呪文に見える…。
+只今室内氷点下+
もしも、と考えることが日常茶飯事だ。
だから、好きか嫌いかと問われたら好きと答えると思う。
だけど所詮はそうぞうでしかなく、想像の域を出られないのが現状だ。
どんなにシュミレーションしても、実際その状況に置かれると何も出来ないものさ。
俺は今、切にそう思う。
眼の前に蹲る長瀬の口が動いた。
虚ろな眼をして、声には出さず、いや、出せずに何度も口が同じ言葉をなぞる。
俺は長瀬が何を言いたいのか理解した。
「に げ て」
逃げろと言っている。
このいつもの、普通の楽屋で長瀬はゆっくりと気を失った。
長瀬を連れて逃げ出してしまえればどんなにいいだろう。
彼が必死に俺に伝えようとした一言を持って此処から出られれば。
しかしそれは出来なかった。
なかには、まだ太一くんが居る。
それに、次のターゲットに俺は既に選ばれていた。
一歩中に足を踏み出せば、気温ががくりと下がった気がした。
震える足に鞭打ってもう一歩進む。
楽屋の中に進めば進むほど気温は下がっていった。
「よお松岡」
「待っとったんよ」
俺の姿を捉えてにこり、と兄ぃとリーダーが笑う。
その5Mほど離れた所に太一くんが力尽きたように倒れていた。
ごくりと喉が鳴る。
漂う冷気は確実に俺の体温を奪っていった。
「松岡は俺の味方だよな?」
「バカいわんといて、松岡は僕の味方やで?」
「寝言は寝て言え」
「笑わせんといてぇや」
二人とも笑っているのに、眼はマジだ。
よく長瀬はあそこまで逃げられたなぁと。俺は現実を逃避して思った。
あれ?川が見える。
太一くんが元気にクロールしてるよ。
おーい、太一くーん!!
「「松岡!!」」
呼びかけて、呼ばれて、無情にも俺は現実へと引き戻された。
太一くんが足攣って藻掻き苦しんでたのに!
あのままじゃ川下まで流されちゃうよ!
生きてればいいけど、太一くん。
「悪いのはシゲだぜ?俺の大事にとっておいた長野から貰った菓子食いやがった」
「知らんなぁ、そんな証拠どこにあんのや」
「口の端、ついてる」
「喰ってないんやから、ついとるはずないやん」
にっこりとリーダーが笑った。
ハイレベルな欺し合戦だが原因は素晴らしく下らない。
長野くんからの菓子はさぞ旨いのだろう、俺も欲しかったなぁ。
ピクリと引きつった兄ぃのこめかみを見ながら俺は泣きたくなった。
「(食い物の怨みは恐ろしいなぁ!)」
END...
……………orz.続かなかった…;
某サイト様のブリザードを見て触発撃沈。凄いなぁ…。
+ループ・ループ +
「答えは、出てるんだろ?」
坂本くんは抑揚のない声で言う。
それは何処か確信が含まれたように俺の耳に響いた。
「どうしてそんなことが言えるのさ、俺は」
「まだ迷ってる?―違うな、心の奥底ではもう決めているはずだ」
「そんなこと、」
ない、と言い切れなかったのは、どうしてだろう。
ただ坂本くんの鋭い瞳が反らされることをぼんやりと願いながら、俺は唇を噛み締めた。
「お前は、優柔不断な奴だよ。他人の意見がねぇと先に進めない」
「他人の意見を聞くことが悪いことだとは思わない」
「お前みたいに流されなきゃな」
坂本くんの瞳は揺るがない。
俺が焦がれた瞳だ。俺にはないもの。
絶対の自信、自分だけの信念を持ち曲げない彼。
「進めといえば進み止まれといえば止まる。従うという意思しかないのか?」
「俺は、」
「俺が死ねといっても死なないくせに、殺せといったら殺すのか」
「俺は…、」
「嫌だ?俺が命令したから仕方がなく?お前は贖うことすらせずに」
「坂本、くん」
「そうやって全てを諦めて」
「坂本くん…!」
「裏切り者とは言え仲の良かったゴウの息の根を止めた」
夜明け前の冷たい空気は妙に澄んでいて、坂本くんの言葉を邪魔する物は何もなく、
ダイレクトに届いた刺すような声。
「友達でも他人は他人、自分可愛さに売ったか」
「…だって、坂本くんが」
「まぁ、誰だって自分が一番さ」
「坂本くんが殺せって…!!」
俺がそう叫ぶと、坂本くんは俺を蔑むように見た。
そう見えたのは俺の錯覚なのかも知れないけれど。
だって怖いんだ。誰も俺なんかみてないってのは解ってるんだけど、気になるんだ。
ねぇ、坂本くんは俺をどんな眼で見てるの?
同時に寂しいんだ。誰か、俺を見てよ。此処に俺は居るのに。
ねぇ、坂本くんは俺の存在を認めてくれる?
「可哀想な奴」
俺?俺、が?
「だめな奴は、ダメなんだな」
…そうだよ、仕方がない。
だって、俺はそういう人間だから。
「そうやって最後は他人のせいにして逃げる」
坂本くんの視線は最後まで反らされることはなく、瞳が揺るぐこともなかった。
彼は何時も独りだった。
誰にも懐かない百獣の王のように。
頭を上げ胸を張り、いつも一歩引いて物事を見ていた。
その爪も牙も飾りではなく己を守る武器だった。
咆哮は仲間を呼ぶためではなく自信を確立するために。
羨ましかった。
全てが、全てが。
でも俺は諦めることしかしなかった。
「でも、でもね、坂本くん。それでも俺は生きて、生き続けていくんだよ」
コルトパイソン.357MAGNUM、俺の仕事用の銃。残り2発。
徐に坂本くんに銃口を向ける。
にこりと笑った俺の顔は、きっと滑稽に見えただろう。
それ以上に。
「大好きなの、俺、あんたのこと。だから、捨てないでくれるよね?」
驚いたように見開かれ揺れた坂本くんの瞳の方がずっと滑稽だと思った。
END...
自問自答というものが苦手です。
堂々巡りで答えが出ない。
ネガティブにネガティヴに、沈み込んでいきそうで、でも最後はまぁいっか、で自己完結。
なるようにしかならないさ。変えるつもりは殆どないみたいでさぁ。
うん、でもこれ結構好きかも(自分で
+満たされた雫石+
だるい、と最初に思ったのは何時だっけ。
俺はうまく動かない体に眉を潜めながら首を傾げた。
慌ただしく働くスタッフはそんな俺に気付きもしない。
まぁ、いーや。これで最後だし。
俺は暢気に鼻歌なんかなんか歌いながらカメラの前へと戻った。
「はい、ラストショット!」
パシャリとシャッターがきられる音を聞いて、俺は何だか安堵した。
寒い、ような気がするし、服が擦れる感じがする。
「お疲れ様でーす」
「お疲れ様」
後片付けに入るスタッフさんたちに挨拶をして俺はスタジオを後にした。
何だかリーダーに逢いたいなぁ。
マボの今日のご飯は何だろう。
太一くんはサッカーかな。
ぐっさんは、仕事だっけ。
ぶるりと体が震えて、思わず俺はその場にしゃがみ込んだ。
おかしいな、おかしいよ。何か変だ。
は、と短く息を吐いて眼を瞑る。
眩暈がして、世界が回った。
「長瀬!?」
そして掬われた、感覚。
「リ、ダー?」
「顔真っ青やん!何しとんのや!」
「リーダー?」
自分の眼が信じられなくてもう一回呼べば、リーダーは心配そうな顔をして微笑んだ。
「どした、長瀬。僕は此処に居るよ?」
「…うん」
逢いたかったんだ、メンバーに。
だってずっと逢ってないような感じ。
「怠いんすよ、」
「風邪か?」
「背中とか痛いし」
「薬買わなあかんなぁ」
でも、それよりもきっと、
「寂しかったっす」
ぎゅうとリーダーに抱き付けば、リーダーは頭を撫でてくれた。
それだけで気持ちが軽くなった気がするから俺って単純。
甘えん坊って言われても仕方ないなぁ、なんて。
「帰ろか、長瀬」
「…うん」
項垂れた俺にリーダーはにっこりと微笑んで、俺の腕を持ち上げる。
「リーダーが責任持って看病したるからなー」
「ぇ?」
「苦しんでる可愛い末っ子を置いて帰るわけないやん」
犬耳があったらぴんと立ってるし、尻尾があったら千切れんばかりに振ってるんだろうな、無意識に。
それくらい嬉しい、けど。
「だめっすよ、移っちゃうかも!」
「そしたら長瀬が看病してな?」
にやりと笑ってリーダーは俺の背中をポンポンと叩いた。
あったかい手。
俺もつられて笑って、はいっすと答えた。
嬉しいなぁ。
あったかいなぁ。
やっぱり俺は末っ子で、甘えん坊なんだと実感。
でも、いいんだ。それでもいいんだって。
俺は久しぶりに自分の家に温かい空気が立ち込めるのを感じて、
どうしようもなく嬉しくて、同時に切なくて泣きたくなった。
END...
ベイベは風邪引かなそうだけど敢えてベイベで。
どうも俺はみんなを最後泣かせたがるらしいな。
つか、みんな精神的に弱くしたいらしいなぁ;
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